ペットの遺骨を海や山などに撒くペットの散骨も新しい供養の仕方としてとりあげられてきました。
文字通り海にペットの遺骨をまく海洋散骨(海洋葬)が近年、とりあげられてきました。
人の葬儀の方法として近年ようやく認知されてきたものが、ペットにも浸透しつつあるといった感じです。
生命の生まれた自然に帰してあげる、後々の手間隙がかからない、将来面倒をみてくれる人がいない、コストが安く手軽にできるなどの理由が考えられます。
海洋葬では一般的に水溶性の紙に粉骨したい骨を包んでそのまま海上に散骨します。
クルーザーなどで海上沖合いに出て行なうペットの海洋葬の儀式には厳かな趣があります。
ペット葬儀社の一部ではきちんとしたペット葬儀として“ペットの散骨(海洋葬)”を執り行なっているところもあります。
同様に海ではなく山林に遺骨を散骨するものを山林葬といいます。山林葬の場合は紙にくるまず粉骨したパウダー状の遺骨をそのまま散布する場合が多いようです。
実際に山林葬を執り行なうペット霊園もいくつかあります。
山林葬のほか飛行機やヘリコプターから空中に散布する空中葬(地球葬)や宇宙葬といったものまで考えられています。
最近、ガーデニング霊園と称してお花や樹木を植えるペットのお墓もできております。その中には、散骨するものもあるようです。
また、自宅の庭先やベランダ等のプランターに散骨してお花や木を植えるといったものもあり、いろいろな供養の方法が考えられます。